総務部

 
吸尽西江水(きゅうじんす せいこうのみず)


 最近は温暖化によるものなのか毎年大洪水が発生しています。今年も線状降水帯が発生し猛烈な雨となって土砂崩れや河川の増水をもたらしています。水は少ないと困るし多すぎても困るものです。人間が制御しているつもりでも自然にはかなわないものです。絶対に乗り越えられないと思って作った堤防も簡単に壊されたり超えられたりしています。

 大自然の大地も天からの水を受け止められずに低い方に流してしまっています。流しながら途中の樹木や家屋を流していきます。被害に遭った方にはお気の毒でありお見舞い申し上げます。

 ところで禅語にも水に関係している禅語が見られます。「吸尽す西江の水」です。唐の時代のあるお坊さんが師匠のお坊さんに「万法を超えた偉い人とはどんな人ですか」と尋ねたら「あなたが一口で西江の水を飲み尽くすことができたら教えてやろう」と答えたそうです。そんなことはできるはずもありません。できないことも含めてこの世のすべて存在するもの飲み込んで腹の中に収めた境地に達することが必要なのかもしれません。泥水の中でその困難を乗り越えた後に花が咲くのでしょう。

 尚、のちに千利休は「一口吸尽西江水」により悟りを開いたとされています。

 我々としても悟りを開く必要はありませんが運送約款により乗車をお断りできる人以外はどんな人でもお乗せして下さい。でも今の時期に洪水のようにお客様があふれている状況ではなく逆にお客様がいらっしゃらない状況ですので選ぶようなことはないと思いますが、公共輸送機関としての自覚をもってよろしくお願い致します。

                                            支部長  関屋 總明



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