総務部

  
透過雲関 (うんかんをとうかす)
 東海道新幹線に来年7月初運行予定の新型車両「N700S」が米原~京都間で走行運転を重ねて5月24日に初めて時速360キロ走行に成功したとのことです。6月6日の公開試験走行では米原出発の8分後に時速360キロに達しその後時速362キロまでに上昇したそうです。
 360キロは360,000メートルで1時間は3,600秒として計算しますと新型車両は1秒間に100メートル走ることになります。脈拍数60の人の心臓が1回動いた瞬間に100メートルも進んでしまうのですからすごいですね。360キロの関門を超えるまでは関係者にとって並大抵の苦労ではなかったかと思います。

 ところで日本人のアメリカ留学生でフロリダ大のサニブラウン・ハキーム(20)選手が全米大学選手権の100メートル決勝で追い風0.8メートルの条件下9秒97の日本新記録で3位になりました。
10秒の関門を突破しましたがここまで来るには大変な苦労があったと思いますが本人は「あまり実感はない。もう少し早く走れたかな」と話したそうです。関門をいざ超えてみると当人にとってはさほどの感覚もないのかもしれません。

 偉いお坊さんの「投機の偈」という語の中に「一回(ひとたび)雲関を透過(とうか)し了(おわ)り・南北東西、活路通ず・夕処(せきしょ)朝遊(ちょうゆう)賓主(ひんしゅ)没(な)し・脚頭(きゃくとう)脚底(きゃくてい)、清風(せいふう)を起こす」というのがあります。あれほど難しかった雲にそびえるような関門も一度通過してみると迷いも悟りもなく自由自在の境地に至り爽やかな世界に至るということです。ある地点を超えるとまた違った景色が見えてくるのでしょう。

 さて、我々の雲関とは何でしょう。事故0、違反0でしょう。それにはスピードは押さえて控え目に走行しましょう。時速50キロメートルオーバーは当然違反ではなく犯罪であり、点数は12点も取られ10万近くの罰金も取られます。点数やお金で済めばいいですが命まで取られるかもしれません。早くすべきところは早く、押さえるところは押さえましょう。
                                        支部長 関屋總明

    

お知らせ 役員紹介 お知らせ
お知らせ