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雨中看杲日(うちゅうにこうじつをみる) |
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12月となりました。残り1か月何とか支部員の皆様には無事に終わってほしいものと思います。今年の最大の出来事は平成から令和の改元で大きな歴史の節目の御代替わりでしょう。 ところで、即位の儀式の最中に虹が出ましたが、虹は雨が止んでから出ますが雨の中で太陽が輝いているという禅語があります。「雨中に杲日を看る」(うちゅうにこうじつをみる)です。雨の中で燦然と輝く太陽を看るということです。天気雨ということもありますが常識ではあり得ないことです。でも、常識をいったん捨てれば有りうることになります。看るとは単に表面的に見るのではなく、心を持ってみることです。厚い雨雲の向こう側にはお日様が杲(かがや)いています。見えなくても厳然と存在していることを看えるといっているのでしょう。心の持ち方で見えないものも看えてくるということなのでしょう。 さて、雨の日には駅前のタクシー乗り場は待っていらっしゃるお客様で長蛇の列です。なかなか車が来ない状況の中では雨中に真白いタクシーが来たらホッとすることでしょう。まさに雨中に杲日を看る思いだと察します。傘替わりに乗る近場のお客様が多いと思いますが駅付けを宜しくお願いします。 ![]() |