総務部

 
  (いち)
 今年の1月6日(日本時間)に北海道の冒険家の荻田泰永さんという40歳の方が食料や燃料などを途中で補給することなく、重さ100キロのそりを引きながら歩いて南極点にたどり着きました。
 昨年11月18日(日本時間)に南極大陸のヘラクレス入り江の海岸を出発して1126キロを50日間での踏破です。東京インターから九州福岡県の門司港インターまで約1000キロですが、それ以上の距離を重いそりを引きながら歩いていくのですから大変なものです。しかも南極点は標高2800mもの高さです。更に気温も氷点下10~20度で向かい風が吹き付けてくる状態だったそうです。帰国後に荻田さんは「一歩一歩を積み重ねればどんな遠くにでも行けるということを冒険から学んだ」と語ったそうです。

 一歩の「一」ですが、「一」といえば、中野通りを南に進み大山交差点を過ぎた一つ目の信号付近に古美術商のショウウィンドウに「一」の字一つが書かれた掛け軸が長いこと掛けられています。こちらは禅語の「一」です。いつ売れるのか通るたびに気にしています。

 一人の修行僧が偉い禅僧に問いました。「万法一(まんぽういつ)に帰す。一何れの処にか帰す」。あらゆる法は一つに帰着するといいますが、ではその「一」そのものはどこに帰着するのですかという問いです。修行僧は「一」にこだわって先に進めなくなってしまいました。その「一」をも否定することによって次の「一」に進むのです。さらにまた次の「一」を否定し前へ前と進んでいくということです。冒険家の「一」もそこの「一」に留まることの否定です。その否定は次の「一」への肯定です。

 冒険家の一歩には比ぶべくもありませんが我々個人タクシーの第一歩は皆さんどんな気持ちで歩みだしたのでしょう。いや、走り出したのでしょう。最初のお客様をお乗せしたときは感慨深いものがあったことでしょう。あれから何年。世の中も変わり、お客様も変わってきました。でも、最初の気持ちを忘れずに頑張りましょう。
 4月は年度初めです。
お互い新たな気持ちで営業に取り組んでいきましょう。
なお、新一年生が慣れない道を通っていますので十分気を付けて下さい。
                                              支部長 関屋 總明
                
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