総務部

一枝梅花和雪香(いっしのばいかゆきにわしてかんばし)

 
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月から令和の元号になりました。もう、とっくに承知のことと思いますが出典は「万葉集」巻五の「梅花の歌三十二首預かり并(あわ)せて序」「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」からの引用です。令を動詞的に読めば「和せしむ」で「平和にせよ」ですが形容詞的に読めば「良い平和」となります。原典では形容詞としてよい月として使っているのでそのまま「令しい和ぎ」(うるわしいやわらぎ)の心として読めばいいのではないでしょうか。

 梅といえば 満6歳でアメリカに留学してその後津田塾大学となる女子英学塾を創設した津田梅子女史が五千円札に肖像が描かれるようです。
 きっと、雪の降るような寒い時でも凛としてきれいに咲いている梅の花のような美しい方だったのでしょう。
 なお、お札の裏面は梅の花ではなく藤の花だそうです。梅の花にでもすれば表と裏のつながりができ納得いきますが何の理由で藤の花にしたのでしょう。

ところで、禅語にも梅と和が出てくる言葉があります。「一枝の梅花、雪に和して香ばし」です。寒さ厳しい雪の中で、一枝に春に先駆けて咲いた梅の花が雪に紛れることなく調和して咲いている様子を述べています。白い梅なのでしょう。同じ白でも雪の中に超然として誇らしく咲いている景色は和して同ぜずの境地でもありましょう。咲いていることによって近づく春の気配を感じさせてくれて見る人に希望と勇気を持たせてくれます。

令和となったこの5月も様々な寒風を体験した後の風薫る季節です。各自の仕事においても「うるわしいやわらぎ」の気持ちでお客様に接してください。相手がパワハラ的なことや蔑(さげす)むようなことを言ってきても直対応することなく令和な気持ちで臨んでください。最近のお客様要望カードでは苦情より感謝の葉書の方が多くみられます。これも日頃の皆様の努力の賜物でしょう。
 令和の時代に幸多かれと祈念致します。

                              支部長 関屋總明

   
 

 
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